トレードのヒント

ナンピンでは絶対に稼げない!負ける構造を徹底解説します!

こんにちは!キムマサルです

 

今回のテーマは「ナンピン」です。

 

あなたがFXでちょっとした下落による含み損を抱えたとき、

「また戻るだろう。下落した今だからこそ、買い増すチャンスじゃないか?」

と思って追加で購入したことはありませんか?

 

中には成功した人もいるかも知れませんが絶対に辞めた方がいいです。

その成功体験が危険な「ナンピン地獄」への一歩になります。

この記事を読むことでナンピンの構造やリスクについて理解すれば、なぜナンピンがそれほどまでに危険なのかがわかると思います

 

過去にナンピンで大きな失敗をした方、

たまたまナンピンで成功してしまった方、

そもそもナンピンってなんだ?という方は

ぜひ最後までご覧ください。

ナンピンでは絶対に稼げない!負ける構造を徹底解説します!

今回は大きく分けて

 

・そもそもナンピンとは?

・ナンピンが推奨されてしまった歴史的背景

・ナンピンで強制ロスカットになる事例

 

以上の3点を解説していきたいとおもいます。

ナンピンとは?

まずはナンピンとはどういうものなのか、というお話しをしていきます。

 

ナンピンは元々、株式市場で株の価格が下がったとき、さらに買い増して平均購入価格を下げるという戦略でした。

 

それが今ではFXでも使われており、持っているポジションが含み損を抱えているとき、同じ方向へさらにポジションを追加することをナンピンと言います。

つまり、平均取得単価を買いの場合は下げる、売りの場合は上げるために行うトレード手法です。

損が出ている時にさらにポジションを追加し、その状態で価格が一定ラインまで戻ると、これまでの損失を回収できるというわけです。

 

具体的な流れを説明するとこんな感じ。

価格が上昇すると思ってロングしたら、予想と異なりチャートが下がりはじめました。

みるみる含み損が増えていきます。

 

そこでナンピンを繰り返していると、チャートが戻って上昇してきました。

含み損が消え、少し利益がのったところで全決済。

最初に抱えていた含み損が打ち消され、逆に少しだけ利益が出ています。

 

これがナンピンの成功パターンです。

ナンピンの歴史的背景

こう聞くと「ナンピンって凄い良い戦略じゃね?」と思うかもしれません。

ナンピンを推奨する人もいるくらいです。

ですがナンピンが通用していたのは過去の株式市場です。

現在では危険すぎるので絶対使わないでください。

 

歴史的背景を紹介すると、時代はバブル時代まで遡ります。

 

当時の証券会社の営業マンは、顧客が保有している銘柄が下がったとき

「平均の購入価格を下げれるからナンピンしましょう。」

と提案していました。

それが正しい戦略として浸透していたからです。

 

それもそのはずで、バブル期はどこもかしこも馬鹿みたいに儲かり続けていたので、株価が少し下落したところですぐに上がっていたのです。

だから証券マンがしっかりとした分析をせずとも、とりあえず顧客にナンピンさせておけば顧客も利益が出るし自社の利益も出るという状態でした。

 

現代のFXでこの考え方でトレードしていたら、どれだけ危険か何となく想像がつきますよね?

バブル崩壊によって顧客の資産がどうなったかは、もうおわかりかと思います。

強制ロスカットパターン

現代のFXでナンピンを続けて失敗すると、強制ロスカットになってしまう可能性がかなり高いです。

 

具体的な数字を見ながら解説しますね。

まずはナンピンに成功する場合。

例えば、ドル円を100円で1ロット買ったとします。

ところが価格が下がり含み損になってしまいました。

 

なので、99円・98円でそれぞれ1ロットずつナンピンします。

 

・100円で1ロット

・99円でロット

・98円で1ロット

 

なので、(100円+99円+98円)÷3ロットで99円

この場合、買いの平均取得単価が下がり、99円になります。

つまり、価格が99円まで戻ってさらに越えれば利益が発生、ナンピン成功です。

 

ですがもし価格が更に下がり、

97円、96円、95円と急降下したら

当然大きな含み損が発生しますよね。

この状況は誰が見ても下降トレンド相場だとわかります。

 

しかし一度ナンピンで成功するとそれがクセになってしまい

このような明確なトレンドでも

「もうすぐ反発するかもしれない…」と考えはじめます。

 

もうトレードの根拠もクソもないですよね。

 

結果、反発など起こらず

ロットを増やし続け資金が無くなり

強制ロスカットです。

 

「それはあり得ない!」と思うかもしれませんが、

これは誰でも陥る可能性のあることです。

 

ナンピンに頼れば勝てるという誤った認識がついてしまうと、

本来もっとも重要なトレード技術の向上が疎かになってしまいます。

 

まずは基本に忠実なトレードをこころがけて、地力をつけていきましょう。

 

ナンピンするならしっかりした

トレード根拠、資金管理、メンタル

の3つが揃ってからにしてください。

 

初心者が軽々しく試みると、資産全損のリスクがあります。

まとめ

ナンピンは表面上、魅力的な戦略に見えます。

しかし実際には大きなリスクを抱えているんですよね。

 

この戦略は確固たる根拠と徹底した資金管理が必要なので、初心者にはおすすめできません。

FXは、高い勝率を出せるロジックを学び、エッジがきく場面でエントリーすることを繰り返し練習していけば、自然と資金が増えていくものです。

 

ナンピンのような複雑でリスキーな手法を利用する必要はありません。

焦ることなく着実にトレードスキルを磨くことが、あなたの資産を確実に増やす道ですよ!

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました!

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■自己紹介
名前:『金勝(キムマサル)』
職業:元19億円運用の証券トレーダー
TKC(トレードキングダムコミュニティ)のゴジラシステム開発者
年齢:40歳
趣味:ワンピースのアプリゲーム、バウンティラッシュに課金
週末は嫁と旅行✈

現在は海外を拠点に活動しながら、
プロトレーダー育成コミュニティ「トレードキングダム」の運営者

裁量トレードに必要なスキル・時間を9割カットさせて稼ぐことに特化させた
「ゴジラシステム」の開発者でもある。

コロナショック以降、友達や親友から
「在宅投資でなにかできないか」
「働いても将来が不安になってきた」
「なるべく少額から稼げるビジネスはないか」
という相談をたくさんいただいていました。

大切な友人が2019年巨額詐欺に巻き込まれたことをきっかけに、
自分の力で周囲の人を助けられないかと自問自答した結果、
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