こんにちは！キムマサルです
今回はトレンドの方向や勢いをおしはかるテクニカル分析のひとつ「スラストアップ・スラストダウン」について解説したいと思います。
スラストアップ・スラストダウンを活用することで、トレンドの勢いに乗ったトレードがしやすくなるので、トレンドフォロワーには必見のプライスアクションなんです。
この記事では、
・スラストアップ・スラストダウンとは何なのか？
・スラストアップ・スラストダウンを効果的に使うトレード手法
をお伝えしていくので、ぜひ最後までご覧ください。
FX初心者が知らないローソク足の意外な使い方！これがわかればトレンド見抜けます！
スラストアップとは、ひとつ前のローソク足の高値を、次のローソク足の終値が上抜けて確定する値動きです。
条件はシンプルこれだけですが、直前の高値を次の足の終値でブレイクすると言うことは、それだけ上昇の勢いがあることを示唆しています。
2本の足はどっちも陽線である方が、より好ましいです。
スラストダウンはその逆で、ひとつ前のローソク足の安値を、次のローソク足の終値が下抜けて確定する値動きです。
スラストアップの考え方と同様で、直前の足の安値を次の足の終値でブレイクすると言うことは、それだけ下落の勢いがあると考えられます。
こちらもまた、2本の足は陰線である方が好ましいです。
上昇・下降ともにトレンドの勢いが強いときはサインが連続するので、トレンドの勢いを見たい場合には重宝します。
ただ、出現頻度が多いと言うことは「それだけダマシも多い」ということです。
つまり、「スラストアップが出たからロング！」「スラストダウン出たからショート！」って感じで、かなり思考停止状態でトレードしてしまうと正直勝てません。
このサイン単体で機械的にトレードするのではなく、あくまで他のテクニカル分析と合わせて使うのが効果的ということですね。
では、スラストアップ・スラストダウンを効果的に使うには、どのテクニカル分析と合わせて使うほうがいいのか？ですが、ひとつオススメなのがグランビルの法則にスラストアップ・スラストダウンを組み合わせた手法になります。
グランビルの法則でいうところの
・価格が移動平均線を下から上に突き抜けたら買い
・逆に、価格が移動平均線を上から下に突き抜けたら売り
というものにスラストアップ・スラストダウンでフィルターをかけるイメージです。
チャートで見ていきましょう。
これは先ほどのチャートに20SMAを表示させたものになります。ちなみにドル円4時間足チャートです。
4時間足しか使えないというわけではないですが、これよりも下位足になってくると値動きが細かすぎて優位性が低くなります。
なので4時間足以上の上位足で活用し、コツコツ負けることはあってもドカンと勝つという感じで利益を大きく伸ばす戦略でいくといいです。
では手法の解説をしますね。
エントリー条件はめちゃくちゃシンプルで
・20SMAを上抜けした次の足がスラストアップでロング
・20SMAを下抜けした次の足がスラストダウンでショート
たったこれだけです。
損切りについては
・ロングの場合、エントリー足の安値より少し下
・ショートの場合、エントリー足の高値より少し上
こういうと「少しって何pipsですか？」と聞かれることもあるんですが、厳密に何pipsとかはありません。
通貨ペアごとにボラティリティも違うし、スプレッドも違うので、その辺を考慮してざっくり設定してください！笑
利確については設定しません。伸ばせるだけ伸ばすという手法なので。
決済のやり方もいろいろありますが…
今回は、スラストアップ・スラストダウンが発生するたびに、その直前の足の高安値に損切位置を移動し、トレーリングストップでひたすら追い続ける。
という決済方法を取り入れてみましょうか。
では参考までに、少しチャートを拡大して、ショートの場面を見ていきましょう。
ローソク足が陰線で20SMAを下抜けしましたね。
グランビルの「価格が移動平均線を上から下に突き抜けた」という状況です。
ここですぐに売るのではなく、スラストダウンでフィルターをかけます。
待っていると、次の足も陰線となりスラストダウンが発生したので、ここでショートです。
ショートの場合の損切設定は覚えてますか？
「エントリー足の高値より少し上」でしたよね。
そのあとは、次のスラストダウンが発生するまでひたすら放置です。
このまま損切にかかってしまうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。これはもう相場状況次第です。
しばらく見てると2回目のスラストダウンが発生したので、損切り位置を移動します。
次の足で3回目のスラストダウン発生となったので、その足の高値より少し上に決済ライン移動です。
ここからはもう「損切」ではなく、「利確」を待つだけになりましたね！
そのまま放置してると決済ラインにあたり、利益確定です。
値幅としては小さく感じますが、4時間足なのでこれだけでも40pipsくらいは取れちゃいます。
今回はスラストダウン発生のたびにトレールしてますが、別にダウでトレンドを追いかけてもいいし、反転のチャートパターンで決済としてもいいわけです。
これに関してはすべてご自身で検証してみて、勝率や利益率の塩梅で、どのルールが自分の性格に合うかを判断してみてください。
ちなみにこれは日足チャートになります。
さっき4時間足でエントリーしたポイントがチャート真ん中の縦線あたりです。
日足的には上昇トレンド中の押し目を作ってきたあたりだったわけですね。
この日足単体で見たときに、上昇トレンドで売りをするのは私個人にないですが、まぁそれは一旦置いといて…
日足チャートでも今回の手法を使ってみると、見える範囲内で4回仕掛けどころがあったことになりますが、損切1回に対して、利確3回。TOTAL1060pipsも取れてしまいます！
もちろん、このときの相場つきがよかったというのもありますが、やはり大きな時間足になればなるほど、短期足に比べてノイズが少ないので、勝つときは一気にドカンと勝てるんですよね。
短期足トレードしててなかなか勝てないという方だったり、普段忙しくて頻繫にチャートを見れないという方なんかは、今回の手法は試してみる価値あると思いますよ。
まとめ
さて今回は、グランビルの法則にスラストアップ・スラストダウンを組み合わせた手法をご紹介しました。
これだけでなく、水平線やチャートパターンなどのテクニカル分析をプラスしてさらにフィルタリングしていけば、もっともっと勝率をあげていくこともできます。
ただし、まだFX経験が浅いうちにあれこれ考えるのは難しいので、まずは今回の手法をしっかり検証して、今後のトレードにいかしてみてくださいね。
今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました！
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■自己紹介
名前：『金勝(キムマサル)』
職業：元19億円運用の証券トレーダー
TKC（トレードキングダムコミュニティ）のゴジラシステム開発者
年齢：40歳
趣味：ワンピースのアプリゲーム、バウンティラッシュに課金
週末は嫁と旅行✈
現在は海外を拠点に活動しながら、
プロトレーダー育成コミュニティ「トレードキングダム」の運営者
裁量トレードに必要なスキル・時間を９割カットさせて稼ぐことに特化させた
「ゴジラシステム」の開発者でもある。
コロナショック以降、友達や親友から
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という相談をたくさんいただいていました。
大切な友人が2019年巨額詐欺に巻き込まれたことをきっかけに、
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