トレードのヒント

過去と未来を駆使した超テクニカル手法「ディナポリ」を完全解説!

こんにちは!キムマサルです。

 

これまで初心者から中級者向けのテクニカル手法を中心に紹介してきましたが、今回は少し上級者向けのテクニック「ディナポリ手法」について解説していこうと思います。

 

あまりメジャーな手法ではないので初めて聞いた方もいるかもしれませんね。

ディナポリ手法はフィボナッチや移動平均線を使った上級者向けのテクニックではありますが、そこまで複雑な内容ではないので初心者の方でも分かってしまえば実践で使えるようになります。

 

ディナポリ手法を使いこなせばトレンドに沿った押し目買い・戻り売りの精度が格段に上がるので、テクニカル手法やトレンドの判断力を身につけたい方はぜひ最後までお読みください。

基礎知識からトレードの手順まで丁寧に解説していきます。

過去と未来を駆使した超テクニカル手法「ディナポリ」を完全解説!

まずはディナポリ手法とは何なのかについて解説していきますね。

 

ディナポリ手法は、80年代から90年代に活躍した投資家のジョー・ディナポリという方が考案した取引手法のことです。

基本的にはトレンドに沿った押し目買い・戻り売りを中心に狙っていく手法で、高い勝率が期待できます。

 

またディナポリ手法にはいくつかの種類があり、それらをまとめてディナポリ手法と呼びます。

使うのは移動平均線、フィボナッチ、オシレーターの3つ。

ただオシレーターに関してはディナポリさんは独自改良したMACDとストキャスを使用してました。

これらはメジャーな取引ツールにデフォルトでは搭載されてないのでオシレーターを使ったディナポリ手法の解説は省きますね。

 

なので今回は移動平均線フィボナッチを使った手法を紹介していきます。

 

移動平均線は単純移動平均線SMAを少し先にズラしたDMAというものを使い、フィボナッチリトレースメントは38.2%と61.8%のラインだけを使います。

普通はフィボナッチリトレースメントは23.6%、38.2%、61.8%、74.6%、50%の5本のラインを使うのでかなりシンプルになっていますね。

 

そしてDMAとフィボナッチのどちらか、または両方を使ってできるディナポリ手法にもいくつか種類があるのですが今回は

シングルペネトレーション

コンフルエンス

の2つを紹介していきます。

 

シングルペネトレーションで使用するのはDMAとフィボナッチリトレースメント、コンフルエンスで使用するのは2つのフィボナッチリトレースメントです。

それぞれ2つのインジケーターしか使わないので、ディナポリ手法の中では比較的初心者でも扱いやすいものになります。

 

それでは使用するインジケーターと2つの手法について詳しく見ていきましょう。

今回はTradingViewを使って解説していきますね。

 

まずは1つ目のインジケーター、DMAについて。

ディナポリ手法で使われる移動平均線DMAは単純移動平均線を少し前にずらしたものになります。

例えばこちらの青い移動平均線は通常の20SMAです。

期間を20日で設定したものですね。

 

これをローソク足3本分前に進めたのがオレンジの移動平均線。

こちらが20×3のDMAになります。

 

ディナポリ手法では一般的に

・3×3の短期

・7×5の中期

・25×5の長期

以上3本のDMAを使用します。

この中でも3×3の短期のDMAが使いやすいと思うので今回はこちらを使っていきますね。

それではディナポリ手法で使う3×3のDMAの設定の仕方を解説していきます。

 

まず Trading View のインジケーターからSMAを選択して表示させ、設定を開いてパラメーターの欄を見てみてください。

 

すると「期間」と「オフセット」という項目があります。

オフセットの数字を変えることでSMAを前に進めたり後ろに戻したりすることができます。

後ろにズラす場合はズラす日数分の数字をマイナスで、前にズラす場合はプラスで数字を入力してください。

 

3×3DMAは期間が3日でローソク足を3本分だけ前にズラすので「期間」と「オフセット」の項目にそれぞれ「3」と入力します。

これで3×3DMAが表示できました。

移動平均線の色も変えられるので好みで変更してください。

続いて2つ目のインジケーター、フィボナッチリトレースメントについて解説していきます。

 

フィボナッチリトレースメントは押し目や戻り目がどこで反転するのかの目安になるインジケーターです。

通常であれば23.6%・38.2%・50%・61.8%・78.6%といったラインを使います。

これだと少し多くて大変そうですよね。

 

ですがディナポリ手法で使うフィボナッチ比率は38.2%と61.8%の2つだけです。

これらの比率は黄金比率と呼ばれ、世界中のトレーダーが意識するのはもちろん多くのハーモニックパターンでも強力な反転ポイントになるので、他の手法でも強く意識される比率になります。

 

それではTrading View上でこの2つのライン以外を消す方法を紹介していきますね。

画面左端の上から2つ目のアイコンをクリックすると一番上にフィボナッチリトレースメントと表示されるのでこちらを選択してください。

 

そしてチャート上で適当に範囲選択するとこのように表示されます。

表示できたらフィボナッチ・リトレースメントの設定画面から「スタイル」を開きます。

ここでラインを引くフィボナッチ比率をチェックボックスで選択できるので0.382と0.618以外のチェックをすべて外してください。

 

ラインの色や背景の濃さも変更できます。

個人的にはラインは黒で背景は無い方が見やすいと思うので今回はこれで進めていきますね。

 

背景はスタイルの「背景」のチェックを外せば消せます。

これらの設定は左下の「名前を付けて保存」で保存できるので「ディナポリ」などの分かりやすい名前をつけておくと便利です。

 

以上、ディナポリ手法で使うインジケーターの解説でした。

続いてディナポリ手法を使ったトレード方法をチャート画面とあわせて見ていきましょう。

 

今回はディナポリ手法の中でも使用するインジケーターが少なく比較的簡単なものを2つ紹介していきます。

 

1つ目はシングルペネトレーション」

 

代表的なディナポリ手法の1つで、強いトレンド中の一時的な戻りからの反発を抜き取るトレンドフォローの手法になります。

勝率の高さからディナポリさん自身が「天の恵み」と称したほどの手法です。

 

シングルペネトレーションでは3×3DMAとフィボナッチリトレースメントを使用します。

そしてこの手法の鍵となるのは「スラスト」です。

 

スラストというのはトレンド継続のプライスアクションの1つで、8本以上のローソク足がDMAを跨ぐことなく推移している状態のことを言います。

これは急落や急騰が起こっていることのサインです。

 

例えば日足であれば8日以上、4時間足であれば32時間以上、1時間足であれば8時間以上トレンドが継続していればスラストとみなすということですね。

 

ヒゲで抜けただけのローソク足はDMAを跨いだと判断せず、上昇や下落が継続していると判断します。

このチャート上でも8本以上のローソク足がDMAをまたぐことなくDMAの下で推移していますね。

このスラストが確認できたらシングルペネトレーションを使ってトレードしていきます。

 

シングルペネトレーションは、急落のあとに1度戻るのを待ってから戻り売りをするという手法です。

急騰の場合は反対で、押し目を待って買いエントリーします。

 

それでは手順を見ていきましょう。

まずはスラストが確認できたら、ローソク足がDMAを抜けるまで待ちます。

今回は矢印のローソク足でDMAを上抜けしているのが確認できました。

DMAを抜けたのが確認できたら、下落の波にフィボナッチリトレースメントを引きます。

ここで使うフィボナッチリトレースメントは、先程設定した38.2%と61.8%の2つのラインだけを引いたものです。

 

トラスト直前の高値からDMAを抜ける直前の安値の間でフィボナッチリトレースメントを表示させます。

エントリーポイントはフィボナッチリトレースメントの38.2%ラインです。

今回は下降トレンド中なので売りエントリーですね。

損切りラインは61.8%を少し越えたところに設定しておきます。

続いて利確ポイントですが、こちらも戻りをつけた上昇の波に対してフィボナッチリトレースメントを引いて決めていきます。

 

下降トレンドの戻りの上昇に対してフィボナッチリトレースメントを青色で引きました。

この青色のフィボナッチリトレースメントの下のライン61.8%ラインが利確ポイントになります。

 

以上がディナポリ手法の1つ目、シングルペネトレーションの手順です。

 

この手法はリスクリワードはあまりよくありませんが、かなりの高勝率を狙えます。

また下位足のプライスアクションでエントリーすればリスクリワードも多少は良くなるので試してみてください。

 

続いて2つ目の手法「コンフルエンス」について解説していきます。

コンフルエンスは、フィボナッチリトレースメントを2つ使って押し目・戻り高値を予測する手法です。

 

相場ではトレンドの値動きに対して少し戻す調整局面というのが必ずあります。

下降トレンドであれば少し上昇、上昇トレンドであれば少し下降するということですね。

この調整がどの程度で止まるのかというのを予測していきます。

まず、直近の小さい波に対してフィボナッチリトレースメントを引きます。

ここで使うフィボナッチリトレースメントも、先程のシングルペネトレーションと同じ38.2%と61.8%のラインを使います。

次に大きい波に対して同じく38.2%と61.8%のラインのフィボナッチリトレースメントを引きます。

 

すると2つのフィボナッチリトレースメントのラインが重なることがあります。

今回は1つ目の61.8%のラインと2つ目の38.2%のラインが重なっていますね。

このサインを押し目買いや戻り売りのチャンスと捉えてエントリーする手法がコンフルエンスです。

 

ただしコンフルエンスのみでトレードしようとするとなかなかエントリータイミングが掴めないので、他の手法と組み合わせて補助的に使うことをオススメします。

まとめ

今回はディナポリ手法の中からシングルペネトレーションとコンフルエンスという2つの手法を紹介してきました。

 

最後に2つだけ注意点を話して終わりにしようと思います。

 

まず1つは取引ボリュームが大きい通貨ペアで取引すること。

マイナーな通貨ペアやクロス円の場合は、フィボナッチリトレースメントや移動平均線などのテクニカル指標が効きにくく思ったようなトレードができない場合があるので注意してください。

 

2つ目は長い時間足で使用すること。

大きい時間足の方がダマしが少なくて勝率が安定するので日足や週足、最低でも時間足で使用することをオススメします。

 

これらの注意点に気を付ければかなり高い勝率を狙えるのでぜひ実践してみてください!

 

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました!

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■自己紹介
名前:『金勝(キムマサル)』
職業:元19億円運用の証券トレーダー
TKC(トレードキングダムコミュニティ)のゴジラシステム開発者
年齢:40歳
趣味:ワンピースのアプリゲーム、バウンティラッシュに課金
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現在は海外を拠点に活動しながら、
プロトレーダー育成コミュニティ「トレードキングダム」の運営者

裁量トレードに必要なスキル・時間を9割カットさせて稼ぐことに特化させた
「ゴジラシステム」の開発者でもある。

コロナショック以降、友達や親友から
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