トレードのヒント

含み損はどこまでが安全圏内?膨らんだ時の対処法は?

こんにちは!キムマサルです

今回は投資の世界で誰もが恐れる「含み損」について話していきましょう

FXの情報発信をしているとよく、「含み損はどこまでが許容範囲ですか?」という質問を受けるんですよね

 

FXにはスプレッドがあるため、どんな人でも必ずエントリー直後は含み損、つまりマイナス状態からのスタートとなります

そんな中でどこまでを許容し、ラインを越えたらどうすべきか、悩ましいところですよね

 

なので今回は

・含み損の許容範囲

・含み損が許容範囲を出た際の対処方法

の2点について、解説していこうと思います!

含み損の許容範囲は?証拠金維持率との関係

含み損の許容範囲を判断する上で重要なのは「証拠金維持率」です

証拠金維持率

証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

 

ちなみに有効証拠金は、

現在のスワップポイントを含む含み損益+証拠金残高(口座残高)+クレジットがあればクレジットを全て合算した合計

のことを指します

そのため、ポジションを保有していれば有効証拠金は変化するわけですね!

 

また必要証拠金は、ポジションを保有するために使用した資金のこと

つまり新しいポジションを取るか決済しない限り、必要証拠金は変化しません

 

やや複雑に見えてしまいますが、ざっくりと

今現在の資産価値とポジションを保有するために必要な金額の割合

と覚えておけば大丈夫です!

 

口座タイプやブローカーにより異なりますが、海外FX業者の場合、上記の証拠金維持率が100~0%で強制ロストカットとなります

平均的な数値を上げるなら、20%を下回った際に強制ロストカットとなるケースが多いですね

 

こうした背景から、証拠金維持率を計算した際、

1,000%前後:まだまだ余裕あり

500%以下 :危険領域

と判断したほうがいいと考えています

 

つまり「含み損はどこまでが許容範囲?」という最初のテーマの答えは、証拠金維持率を計算して1,000~500%範囲内に収まるレベル、となります!

含み損が許容範囲を出た際の対処法

では、含み損が許容範囲外、つまり証拠金維持率500%以下の危険領域に入ってしまったときは、どう対処すればいいのでしょうか?

方法は大きく2つに分けることができます

証拠金を追加して証拠金維持率を上げる

わかりやすく、証拠金を入金して増やす方法ですね

これは手元に余剰資金があるときに取れる方法ですが、「タイムラグ」には十分注意が必要です

 

口座への入金方法やブローカーの種類によっては、入金から反映まで時間がかかるケースもあります

相場は生き物なので、「証拠金を追加する」という対処を取る場合は判断と行動を迅速にこなしましょう

 

海外FXでは、銀行送金・クレジット/デビットカード・Bitwalletを含むオンラインウォレットで入金可能なブローカーが一般的です

この場合の入金方法は、即時に反映されるクレジット/デビットカードかオンラインウォレットがオススメ

逆に銀行送金の場合、複数の銀行を経由することも多いため、ブローカーによっても異なりますが、2営業日~3営業日ほど時間がかかることもあります

 

また、同じブローカーで複数の口座を開設して「もしもの時の口座」としてあらかじめ入金しておく手法もあります

いざという時にその口座から資金を運用口座に移動させることで、スピーディに証拠金維持率を回復させるわけですね!

 

ただし、ブローカーによっては運用していない口座と判断されると口座維持手数が発生し口座資金が目減りすることがある点には注意が必要です

このため、こうした方法をとろうと考えている場合は、ブローカーに問い合わせるなどして「口座維持手数料は発生するのか」を事前に確認しておきましょう!

ちなみに、初めから「お財布口座」が用意されているブローカーも存在します。

含み損を決済して損失を確定する

もう1つの方法は、損切りをしてこれ以上証拠金維持率が下がる前に今の損失で決済するというもの

この時、「自分の損切りルール」にきちんと従うことが重要です

 

「含み損が怖いから闇雲に損切りする」

「損失を確定させたくないから損切りしない」

という感情論ではなく、自分の中であらかじめ決めておいたルールに沿った判断をしなければいけません

 

損切りするかしないかは「ルールの条件を満たしたか、そうでないか」これだけです

 

この損切りルールについては、手法や考え方で大きく異なるので「これが正解の損切りルールだよ!」と言い切ることはできません……

トレンドラインやレジサポ、ダウ理論など様々な考え方から自分に合った損切りルールを数年かけて失敗と成功を繰り返しながら模索していくしかないんですよね

まとめ

含み損の許容範囲について、証拠金維持率との関係を解説してきました

また、範囲を逸脱した場合の対処については、

・証拠金を追加する

・損切りをする

という、2点の方法を紹介しました

 

対処法については「当たり前だろ!そんなんわかっとるわ!」と思われた方も多いかもしれませんが、実際に行動できている人はごく僅かなんですよね

証拠金の追加は余剰資金がないとできないので仕方ありませんが、損切りについてはどうしても二の足を踏んで判断が遅れてしまい、結果的に損失が膨らんでしまうという人が後を絶ちません

 

これは、「損切りルール」をそもそも決めていないか、あるいは決めていても守れていないかのどちらかが原因です

「ルールに従って損切りする!」というのは簡単ですが、実際にはメンタルが関わるため、ルールを守り切れる人は本当に一握りなんですよね

そうした場合には、以前解説した『FXで失敗しないための投資マインドセット』を参考にしてみてください!
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